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ATAMI2030会議final 熱海を変える実践者インタビューvol.1

2017年3月1日 21:39pm

ATAMI2030会議ファイナルまであと5日!
「熱海リノベーションまちづくり構想」の発表にあわせて、
熱海を変えるために動き始めたプロジェクトのプレゼンテーション大会も同時開催します。
登壇予定の実践者たちにインタビューしてきました!
 
 
《ツーリズム》

2030_2.002

utrymme
鈴木夢乃さん 近藤尚さん

 

祖父のアトリエを活用してアイディアが湧き出る、クリエイティブな合宿所をつくりたい。
utrymmeとしてデザイナーの仕事をされている鈴木さんと近藤さん。面白いアイテムを作ることに日夜情熱を注いでいます。そんな二人が熱海で事業を始めることになったきっかけは、鈴木さんが祖父のアトリエを再生しようと決めたことでした。
「来宮の家は家族でも年2回ほど訪れて、のんびりと過ごした思い出の場所です」
「祖父の体が弱くなったことで、周りの足も遠のき、だんだんと打ち廃れでいってしまっている現状。何かしたいけど、何をすればいいかわからないその場所を、また近しい人が通ってたくさんの思い出が創られる場所に戻したいと思ったのがきっかけです」
と鈴木さん。そこで鈴木さんが近藤さんと一緒に始めることにしたのが、クリエイター向けの合宿施設でした。
ユトリエ_プレゼン2
 
リラックスしながら仕事もできる、ゆとりのある合宿所

コンセプトは「アイディアの源泉かけ流し」。お風呂に入っているときや、散歩しているときなど、アイディアはリラックスしているときにやってくるもの。しかしそんな環境ではすぐに作業には移れない。だから、温泉のあるリラックス空間で、いいアイディアが生まれればすぐに作業に移れるような、そんな合宿所があればいい。それがutrymmeの二人の考えです。
例えば、屋外にいるような緑に囲まれた部屋、足湯のある部屋、ハンモックが吊るされた部屋など、創造性が湧き出そうな部屋をデザインする。さらに、壁がホワイトボードでできたお風呂など、アイディアを逃がさない仕掛けをたくさん設置する。鈴木さんと一緒に事業を担う近藤さんは、「とにかく『いいな』と思ってもらえる空間を作りたい!」と意気込んでいます。他にも常に新しい体験ができるよう、地域のユニークな事業者とのコラボイベントも定期的に企画するとのことです。
 

クリエイターが熱海に仕事をしに行く、という新しい滞在の流れを。

従来の熱海での滞在といえば、宿泊ではなく日帰り、そして観光がメインでした。二人が生み出すのは、観光目的とはまた別の、生産活動を目的とする新しい滞在のスタイルです。温泉もある「面白い」空間でアイディアを沸かせてみたい方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。かつての思い出の場所が、熱海におけるクリエイティブの発信拠点として生まれ変わる日は近そうです。
 
 

《食と農》

2030.002

純喫茶バール カトマイ
加藤麻衣さん

 
魅力的な店を残しつつ、自分のやりたい店を実現させたい
コーヒーを愛する加藤さん。学生時代にバイトでをしていたイタリアンバールに魅せられて、自身もお客さんと自然なコミュニケーションができる、立ち寄った人の居場所になれるような場所づくりがしたいと思ったそう。その後はコーヒー豆の焙煎メーカーに入社して、コーヒーの味の作り方について徹底的に勉強してきました。
「熱海の、特に人が好きだなーと思って、熱海でやろうと決めた。老舗のあるまちのなかに新しい店が入っているような、新旧入り混じった感じがこのまちの魅力だと思う。」
そう語る加藤さんは、熱海の、とある既に閉店した喫茶店に興味をもち、そこで自分のバールを開きたいと考えています。
 
もともとたくさんのファンがいた店で開業するということ
そのお店は、まちなかにも多くのファンがいる、人気の喫茶店でした。レトロで落ち着いた内装で、ゆっくりとカウンターに腰を下ろし、いつものサイフォンで入れたコーヒーを飲む。オリジナルのメニューもあり、人々の記憶の中に残っています。ただ、元通りにすればファンが来てくれるという訳ではない。
「最初はこの店を継ぐ、というコンセプトでやろうとしていました。でも、当時のこのお店が好きだった人の気持ちを考えたら、それってすごくおこがましいことだと思った。」
加藤さんは、もともとあった店で自分の店を開業するとはどういうことか、今も悩んでいます。しかし、そこで自分らしい店をやろうという意思には変わりがありません。自分にできることで、魅力的な店を残す。そのため、この喫茶店のメニューの復刻に加えて、加藤さんのオリジナリティーも出していく予定です。
 
自分以外にも、閉店した魅力的な店で開業する人を増やしたい
加藤さんはこの新旧入り混じった熱海の魅力を残すため、自分の他にも閉店してしまった魅力的なお店のシャッターを開けてくれる人たちがいたらいいなと考えているそうです。
「今は閉店していても、昔はいろいろな人に愛されたお店。そんな魅力的な場所が空き家になってしまうのはもったいない。」
日本中で課題となっている事業継承の問題を解決するモデルプランになるかもしれない、そんな未来を感じる言葉でした。
 
 

登壇者は、まだまだ増える予定です。
熱海が動き始める場に、ぜひお立会いください!


ATAMI2030会議 第6回(最終回)「構想&2030年に向けたプロジェクト発表」

詳細はこちらの記事をご覧ください。

登壇予定者紹介はこちらの記事をご覧ください。

【日時】2017年3月11日(土) 13:30〜17:00
【会場】国際観光専門学校 熱海校(熱海市中央町13-4)
【参加費】ATAMI2030会議 は無料。 懇親会は4,000円程度(予定)
【申込】★お申込みはこちらから★
https://goo.gl/forms/mGIokJ0vkllOJRpS2

【主催】 熱海市   【協力】株式会社machimori

ご来場お待ちしております。

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