まちに飛び込み、自分のアイデアとクリエイティビティを活かそう！
熱海市内の遊休不動産（企業活動に活用されていない物件）や、特定のエリアを題材とし、３日間チームで事業プランを考え提案する実践型スクール、「リノベーションスクール＠熱海」の第五回が終了してから約半年。

昨年度リノベーションスクールでは三つのユニットが、それぞれポテンシャルのある遊休不動産もしくはエリアをどのように活用するか実際にその場に泊まり、時間をかけてアイデアを形にしました。最終日に公開プレゼンテーションを行い、実現にむけた動きを発表しました。

プレゼンテーションのアツい展開は以下のリンクから読めます。
https://renovation-atami.net/2024/02/05/2441/
プレゼンテーションの収録動画は以下のリンクから。
https://www.youtube.com/watch?v=lO4qS6ndQcw

さて、それから各ユニットの現在は、どうなったのでしょうか。
本記事では、昨年度のリノベーションスクールから現在の活動をご紹介します。

ユニットA「秘密基地まるみえ」

熱海市の中心市街地海側にある、渚町。
なぎさ中通りにある旧梅澤邸は、エリアの“らしさ”を活かして、秘密基地をつくりたい人、もしくはフラッと立ち寄りたい人に向けた空間に生まれ変わりました。

自分の好きなものを秘密基地に置いたり、その場所で制作活動を行ったりとクリエイティブかつ想像力が刺激される大人の宝箱のような場所。
さらに、そこで何が行われているのかがYouTubeで覗き見できちゃうシステムもあります。

5月に神棚を派手にデコっている様子が確認できます。
https://www.youtube.com/channel/UCyKDUvApE4KfsDuCigOdzEg

※現在配信用PCの故障により、再開は8月以降を予定しているそう。

これからも渚町内イベントに合わせてオープンデーやワークショップ等を企画し、熱海をより身近に、どんな人でも「自分の町」に思えるようなきっかけづくりを行なっていくそうです。

ユニットB「熱海・伊豆の食を愉しむ2days さすらい食堂×ナギサウラ with Smile Spice」

渚町は、再開発の動きが見えつつあるエリアでもあります。

そんな未来を想像したユニットメンバーの想いによって「人の営みがわかる街」の第一歩を踏み出すチャレンジを行います。
メンバーの一人である北村さんの取り組み「さすらい食堂」とのコラボイベントが行われました。

「さすらい食堂」とは、チャレンジしたい料理人と、飲食店、農家をマッチングするもの。

ナギサウラHOSTELとのコラボレーションにより、熱海魚市場で活躍する漁港の競りや農園での収穫などを通して調達した食材を使ったカレーを堪能する2日間となりました。

現在「さすらい食堂」は全国各地で活動を行っています。

詳しくは北村氏のインスタグラムをチェック！
https://www.instagram.com/sasurai_diner?igsh=MWFyNTJiZHcwMGkzaw==

ユニットC「雨後の庭」

伊豆山に位置する岸谷地区は、2021年7月に土石流災害があり、全壊した家屋も散見されるエリアです。

ユニットCでは、岸谷地区の旧コマツ屋製麺所とその周辺をリノベーションし、どのようにその場を活用できるのかを3日間じっくりと話し合いました。

そのなかで誕生したのが、旧コマツ屋製麺所を「岸谷から生まれる循環」の起点とするプロジェクト「雨後の庭」。

一階外のスペースでは自然体験や朝市などを行い、2階製麺所スペースは区画を切って伊豆山の情報を展示したり、今この場でチャレンジを行いたい人に貸し出すレンタルスペースにしたり、といった要素を構えています。

雨後の庭は現在、ユニットメンバーで清掃や草刈りを行っており、9月にはその場を用いた納涼祭を企画中とのことです。