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ATAMI2030会議final 追加登壇者発表!&実践者インタビューvol.3

2017年3月4日 10:46am

ATAMI2030会議ファイナル、いよいよ明日開催です!
「熱海リノベーションまちづくり構想」の発表にあわせて開催される、
熱海を変えるために動き始めたプロジェクトのプレゼンテーション大会。
追加登壇者の発表です!
わくわくするようなプロジェクトが目白押し!

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続きまして、熱海を変えはじめた実践者たちへのインタビューvol.3をお届けします。
 

《食と農》
 
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Organic café M2
和田英朗さん、山下由香さん、信太育己さん、齋藤めぐみさん

 

熱海の女性を「食」で元気にする有機野菜カフェ
オーナーを務める山下さんは、伊豆高原のカフェで有機野菜(無農薬で作られた野菜)と小麦粉を使わない『グルテンフリー』と呼ばれる食材を使って料理を作っています。地元客に人気のお店で、料理教室を開けばすぐに満席になってしまいます。そんな山下さんが熱海出店を考えていたころ、山下さんに料理を習っていた信太さんが飲食店を始めることを決意。そして二人で熱海にお店を出すことを決めました。そしてそこへ、山下さんの料理のファンだった和田さんと齋藤さんがチームとして加わることになったそうです。
 

熱海で働く20代の女性に、「からだ想いのご飯」を届ける
20代女性の課題として、若い内は健康被害を感じることが少ないけれど、5年後〜10年後に結婚・出産を迎えた時に食事の大切さに気づくのは時すでに遅く、子どもづくりが難しくなったり、生まれてきた子どもが病気になりやすくなるということがあるそうです。
そのため、例え普段は仕事で忙しくても、若い女性に定期的に有機野菜料理でカラダの調子を整える食事をしてほしい。それが山下さんと信太さんの想いです。そのこだわり抜かれた野菜の料理は、普段から山下さんの料理を食べている齋藤さんによると「食べるとカラダが喜ぶ感じがする。」というほどの力をもっています。

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日本中の女性が日々元気に過ごし、精力的に仕事がこなせるごはんを
「からだ想いのごはんプロジェクトを、ここ熱海から始めます」という山下さん。日本中の女性たちにからだ想いのごはんを届けるため、熱海を足掛かりに他の地域にも出店したいと意気込んでいます。
お店に来る若い女性たちが、ゆくゆくは家族にからだ想いのごはんを振舞ったり、信太さんのように山下さんの仲間になる人が現れたりすることで、からだ想いのご飯は広まっていきます。
まずは熱海で店舗を拡大し、からだ想いのごはんの担い手を育成していくとのことです。
日本中の人々が健康に暮らせる社会づくりが、熱海から始まります。
 
 

《林業とエコな暮らし》

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熱海を「木」でわかす あたみ木質燃料化計画(AWB)
久米歩さん 吉田泰志さん

 

山と共生する心地よい暮らしをつくりたい
「昔からぼーっと植物を見て過ごすのが好きだった」という吉田さん。毎年山に登って日の出を見るなど、子どもの頃から自然と関わってきたそう。ところが大人になるにつれて、様々なしがらみを感じる現代社会を「心地悪い」と感じるようになります。吉田さんにとって、心地よい暮らしのために不可欠だったのは自然との共生でした。人が心地よく生きていくことをサポートする仕事に就くことを考え、自然、特に山と共に生きるスタイルに関心を持ちました。
そこで、静岡市で起業した林業のエキスパート、久米さんと一緒に、自然とともに生きるライフスタイルを実現しようと動き出しました。
そんな吉田さんが山と共生する暮らしの取っ掛かりとして選んだのは、森の木を使った薪事業でした。
 

熱海の森林を有効活用する
熱海市の総面積のうち63%は森林が占めているそう。それだけある資源が、現在はまったく活かされずに放置されています。
一方、熱海には温泉の加温を筆頭に、年間およそ30億円分の膨大な熱需要があり、そのうち約7割が石油の輸入費用として海外に流出しています。
久米さんからすれば「燃料費のうち、20億円はアラブの王様に払っていることになる。」とのこと。
「熱海の森林から薪を作って、それで熱エネルギーの自給自足を実現したい。」
森を愛する二人は、熱海の森を使って循環型の社会を作ろうとしています。
 

自伐型林業家から木を買い取り、市内の薪需要者に供給する
そこで二人が挑戦するのが、熱海市が育成している自伐型林業家から木を買い取り、薪に加工して市内の薪需要者に販売する、という事業です。
自伐型林業とは、一気に大量の木を伐り倒す従来の林業とは違い、森林環境の持続可能性を重視して小規模に伐採をしつつ、木に付加価値をつけて採算をとれるようにした新しい林業のスタイル。
「熱海で自伐型林業家育成の動きがあると聞き、熱海でなら木を使ったエネルギーの自給自足が実現できると思った。」と語る吉田さん。
自伐型林業は参入ハードルが低く、副業として始めやすい。吉田さんの考える山と共生する生き方にも合致します。
 

薪ボイラーと薪ストーブの需要を開拓して、徐々に熱海産の薪の供給を増やしていく
薪を使って熱を作り出す方法としては、薪ボイラーと薪ストーブとが代表的です。
まずは薪ボイラーユーザーと提携して安定した薪需要を作り、当面は静岡市で薪生産をしている久米さんが薪を供給する。その間に、泰志さんが熱海で自伐型林業家と薪の生産体制を作り、薪供給の比率を静岡産から熱海産に移していく計画です。同時に別荘所有者などの薪ストーブユーザーにも薪を販売していきます。
熱海に薪需要を開拓することで、薪の生産者を増やしていく。それにより、林業が盛んになり、さらには薪事業以外のスモールビジネスが次々に誕生していく。それが吉田さんの目標です。実際、石油ボイラーより薪ボイラーの方が低い燃料コストで済むため、薪燃料の広がりが予想されています。薪燃料による暖かくエコな暮らしに興味のある方は、吉田さんと久米さんに相談してみてはいかがでしょうか。
 
 

《不動産と暮らし》

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遊休不動産の利活用
三好明さん

 

熱海の空き家をリノベーション(改修・再生)して、空き家問題を解決する
10年以上不動産管理会社に勤めている三好さんは、空き家を見るとどう活用したら面白そうか、という妄想が止まらなくなるといいます。これまでも仕事の経験を活かして熱海でリノベーションまちづくりに関わってきましたが、ついに本腰を入れて空き家問題の解決に乗り出すことにしたそうです。
あと10年もしたら都市圏でも不動産が遊休化して、エリア価値が急落していくことが予測されます。それを防ぐには、早急に遊休不動産を活用して建物やエリアの価値を保つ方法を見つけ出さなければなりません。「不動産管理のノウハウを持っていて、かつ課題先進地域のリノベーションまちづくりを経験している人間は自分しかいない。自分がやらねば誰がやる!」そんな使命感に燃えています。
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空き家を使って愛着をもって暮らせる住居を作る
三好さんが始める事業は、空き家をお客さんの望む暮らしを実現できるようにリノベーションして、貸し出すという事業。不動産が遊休化する原因として、市場のニーズを捉えきれず、お客さんに向けてどう打ち出したらいいかわからないというケースがあるといいます。そこに三好さんが入ってコンサルティングをしたり、実際に三好さんが借りてリノベーションをしたりします。ターゲットは熱海に暮らす若者で、彼らの望む住居を、空き家の活用で低コストに提供します。
 

目標は、別荘を除くすべての空き家を有効活用すること
空き家はコストではなく、可能性に満ちた宝物です。それぞれが特徴を持っていて、それをちゃんと活かせば空き家は再生し、そのエリアも再生します。空き家率が他の自治体より群を抜いて高い熱海で空き家問題を解決するビジネスモデルを組み立てられれば、のちに空き家が増える都市圏をも救うことができるかもしれません。不動産の共通課題から、熱海を、そして日本を変えるかもしれない事業が生まれようとしています。
 
 

熱海の未来が見えるATAMI2030会議ファイナルはいよいよ明日開催!
熱海が動き始める場に、ぜひお立会いください!


ATAMI2030会議 第6回(最終回)「構想&2030年に向けたプロジェクト発表」

詳細はこちらの記事をご覧ください。

登壇予定者紹介はこちらの記事をご覧ください。

【日時】2017年3月11日(土) 13:30〜17:00
【会場】国際観光専門学校 熱海校(熱海市中央町13-4)
【参加費】ATAMI2030会議 は無料。 懇親会は4,000円程度(予定)
【申込】★お申込みはこちらから★
https://goo.gl/forms/mGIokJ0vkllOJRpS2

【主催】 熱海市   【協力】株式会社machimori

ご来場お待ちしております。

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