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7/28 ATAMI2030会議「地域で子どもを育む」実践者紹介!

2018年7月26日 20:13pm

7/28 ATAMI2030会議 テーマは「地域で子どもを育む」
ゲストトーク&実際に熱海で活動をされている8名の実践者の方を囲んで、それぞれの立場からできることについて、グループワークを行います。

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実践者をご紹介します!!

 

1、熱海ラボ
  水野綾子さん

<取組内容>
本年度から熱海高校の総合学習「熱海ラボ」のプロデュース及びディレクションを行っている。

<なぜその事業を始めたか>

20174月に家族でUターンをしましたが、私が高校生の時は「熱海って何も魅力のない街だ」と思っていて、とにかく東京に出たかったです。大人になって一度熱海の外に出てから熱海の魅力を再認識しましたが、なぜ魅力のない街だと思ったかというと、当時「熱海って面白い」「いい街だ」と言ってくれる大人がいなかったというのは少なからず関わっているのではないかと。

熱海はここ数年で、時代の先を行く考えを持ち動く大人が集まり始めています。まちづくりの動きも活発になってきていますが、実は10代がその動きをほとんど知らないそうです(10%以下というデータがあり)。

熱海に魅力を感じ集まる人たちの存在や、多様な大人たちの考え方に触れずに、熱海を出て行くのはもったいない。もちろんずっと熱海にいてほしいと強制するつもりはありませんが(個人的には一度は外に出た方がいいと思っています)、多様な人や考え方に触れることで、学生たちのそれぞれのキャリアに活かしててほしいと思い始めました。

補足として、今回入り口を作ってくれたのは、コニカミノルタの社員の方々。私が子供に関すること、教育分野で何かやりたいと思っていたことと、コニカの方々の熱海活性化プランがマッチし、今に至ります。

 

 

2、あたみ子育てコミュニティ~warmy~ウォーミー♪主宰
  株式会社machimori 海辺のあたみマルシェプロジェクトマネジャー他
  安藤真知子さん

HP:https://www.facebook.com/atami.kosodate.warmy/
HP:http://machimori.jp/

<取組内容>
warmyとして、親子向けイベント「英語を親子のコミュニケーションツールに!『親子でちょこっと英会話』プレママ~未就園児/熱海市立図書館児童室(2015.9~2018.3)」月2回程度開催、延べ400人以上の親子が参加。ママさん向けイベント「子どもの話を聴くを学んでみよう『子育て対話会』/熱海市内(2018.4~)月1回開催、定員8名程度」他、企画運営。

株式会社machimoriでは、これから生業として活動していきたいママさんの応援として「海辺のあたみマルシェ」への出店のサポートを。また、コワーキングスペース「naedocoナエドコ」を利用したワークショップ開催のサポートや、学びの場も準備中です。

<なぜその事業を始めたか?>
移住した見知らぬまち(熱海)ではじまった自身の子育て経験から、いかに楽しみながら子どもの個を大切にして育てるか(親として育つか)、またひとりの女性としても社会と繋がりを持ちながら生き生きと暮らしていきたい。そんな思いから頑張るママさんを応援する活動をはじめました。活動をしていく中で、ママが元気になったらまちも元気になるのでは??と感じる様に。そんな時、まちづくりをしている株式会社machimoriに縁があり活動の幅を広げることができました。

 

 

3、Smile熱海子ども食堂@シニアもね
  石橋浩美さん
HP:https://www.facebook.com/SmileAtami/

<取組内容>月2回、11時~15時
第一日曜日はいきいきプラザ4F調理室にて「ごはんがっこう」
第三日曜日は今宮神社にて「Smile熱海寺子屋@今宮神社」の名称で
子ども食堂を開催。
大人参加費¥500、子ども参加費¥0…39Pt(サンキューポイント=お手伝い)
いきいきプラザでは外遊びが出来ないので食事はお子さんも参加のコロッケづくりや鰹節
削り、巻きずしなどの調理体験とダンスレッスン、フルートやバイオリンコンサートなど
の体験型子ども食堂。
今宮神社さんではお手伝いは、落ち葉掃き、雑草取り、遊びは鬼ごっこやドッチボールな
ど外遊び中心に、どちらの会場も大型絵本読み聞かせに県名ビンゴ大会や英語でじゃんけ
んお菓子争奪戦、季節の遊びをしています。

<事業を始めたきっかけ>
私が20年前に勤務した地元第二小学校で教務主任から聞いた話で「石橋さんのお家のよ
うに何時にご飯食べて。何時にお風呂入って。何時に寝て。という生活をしていない児童
がいる事を体験してください。」という衝撃的なお話に驚愕の事実があった。
今している仕事でも児相へ送られた虐待児童とも接し、介入はできなくとも寄り添う大人
がいる事を知ってほしく思った。少しでも心の添木となればと思い、取り組みを始めました。

 

4、熱海児童福祉ボランティアの会
  野見 伊津子さん

<事業内容>20歳までの障害手帳を持った子・特別児童扶養手当の対象になる
子の中で、同意を頂いている家族に遠足やクリスマス会、茶話会等の行事をご
案内しています。誕生日にはお祝いのカードを送っています。保護者同士の横
のつながりや子どもたちの様々な体験を増やすことができるように活動してい
ます。

<なぜその事業を始めたか>昭和42年ごろに発足。当時はまだ学校に行けな
い障がい児もいて、365日親と家庭で過ごしていました。月に数回でも子ど
もを預かり、親を楽にしてあげたいという思いから小嵐保育園で「1日保育」
を始めました。その後、障がい児も就学できるようになり、今のニーズは「家
族で一緒に楽しみたい」ということに変化してきています。

 

5、熱海市サッカー協会
  事務局 石渡久照さん

<熱海キッズサッカークラブ>
活動は、毎週日曜日の10時からの1
時間として、熱海市サッカー協会が責任を持ち、石渡をメインコーチに、スタ
ッフ制による賛同者の方々や親御さんにご協力いただき、楽しく運営していま
す。現在のところ、コーチスタッフは石渡のみで、パパさんにサポートしてい
ただき、ママさんにも練習相手をしていただいています。最後には必ず親子サ
ッカーをして楽しみます。

<なぜその取組を始めたか?>
私は、昭和54年から熱海市サッカー協会に参画し
、青少年健全育成、社会教育の一環として、小中学生を対象に25年間サッカー
チームの運営、指導にあたってきました。
きっかけは、昭和53年に熱海に戻り、高校OBチームで試合に参加していた
時に、そのチームが韮山少年サッカーチームを指導していてそれを少し手伝っ
たことです。とても楽しそうな子供たちの顔を見て、熱海でもサッカーを広め
たいなと思ったことからの始まりです。
ちょうど、小学生を集めてサッカー教室が始まっていたので、そこでコー
チとして参加させていただきました。それから静岡県サッカー協会にチーム登
録したり、小学生の卒業の受け皿として中学生のチームも編成したりして25年
間に500人近い子供たちとサッカーで楽しんできました。
そして、次世代の指導者が育ち、その者たちがNPO法人を設立すること
もあり、小中学生については任せ、平成16年から熱海市サッカー協会主催の教
室として毎週日曜日に開催する熱海キッズサッカークラブを開設しました。
このクラブは、規約や組織的なことは決めず、型にもはめずに「叱らない
」「押し付けない」をモットーに楽しく活動をしています。会費、月謝の類も
徴収せず、スポーツ保険と雑費として年度内1,000円のみをいただき、備品購
入費や運営費として、必要な時に500円を集めさせていただくことにしてい
ますが、15年間の間に一度あったかどうかでした。ボールや救急箱、お別れ会
のお菓子などは足短おじさんがいてご寄付いただいています。
子供の参加も本人の体調や家庭の事情・行事がありますので、自由な参加に
、いつでも会場には私が待っていて一人でも始めることとしています。
とにかくまずは家に閉じこまらずに外へ出て、太陽の元で体を動かし、ボー
ルとお友達になることを大前提の活動としています。幼少のころの全身運動は
とても良いということで、将来的にサッカーを選んでは欲しいけれども、好き
なスポーツをいろいろすればいいと常日頃思っています。

6、驚きの学校
  古原彩乃さん

HP:https://www.facebook.com/school.of.wonder.odoroki/

<事業内容>
好奇心湧き上がる、学びとあそびと芸術の学校。グループ学習の定期教室とイベント式のワークショップを行っています。子どもだけでなく、大人・障がいのある人・高齢者を対象にしたワークショップも開催。

<なぜその取組を始めたか?>
私は、芸術と教育、福祉をつなぐアートコーディネーターをしてきました。
その活動の中で、不思議なもの、未知なもの、美しいものとの出会いが人生を豊かにすると考えに至りました。
そこで、驚き=wonderに出会える場作りをしていきたいと考え取り組みを始めました。

 

7、親子で参加!食育体験ツアー(熱海市)
  熱海市役所 健康づくり課健康づくり室 鹿田しげみさん

<取組内容>
平成26年度より、親子で参加する「食育」をテーマとしたツアーの実施。生産・収穫に関する体験を学ぶことにより、地域の食文化を学ぶとともに、「食」に携わる人たちへの感謝の気持ちを育て、「日本型食生活」への理解・関心を高めることを目的として行っている。
【平成29年度事業】
日本食の主食となるお米が、稲から育ち生産されるまでを肌で感じるため、お米の栽培から収穫まで一連した関わりを持てる事業を実施。

1日目 田植え経験(他、コンニャク作り体験、マーマレード作り体験)
2日目 稲刈り体験(他、蕎麦打ち体験)
3日目 育てたお米を食べる(他、地魚に親しむ体験、鰹節削り体験)

<なぜその取組を始めたか?>
【子どもたちの食生活の現状と課題(熱海市食育推進計画より)】
○本市の特徴
本市は第三次産業が大半を占め、不規則な生活になりがちと言われるサービス業に従事する方が多く、繁忙期等は健康に影響があるとされる生活習慣(朝食の欠食・たばこ・飲酒等)に影響していると考えられる。
また、第一次産業が少ないため農林漁業を身近に感じとることが少ないことから、小さい頃から食育を体験する機会を設け、食材への親しみや関心を高める取組が大切であると考えられる。
○健康課題
本市の平均寿命が県の平均寿命より短く、疾病状況と深く関係すると考えられる。生活習慣病罹患率や死亡状況を国・県に比べ、疾病のほとんどの項目で平均を上回る状況であり、健康診査の受診率も低いことから健康課題が山積していると言える。
特に食習慣は幼児期から確立されることも多く、幼児期からの食育の位置づけを重要視し、家庭での食育推進が浸透するよう子育て世代の健康の意識の向上にも努める必要がある。

【熱海市が目指す食育推進に沿った事業展開】
○熱海市が目指す食育推進において「楽しい食生活が心を豊かにする」を基本目標に「生産者から消費までの食の環を感じる力を育てる」として、農業体験をする人の割合を増やすことを指標としている。
○親子を対象に「食育」をテーマとしたツアーを実施し、農産物の生産及び収穫体験、販売までの過程を学ぶとともに地域の食文化を学ぶ機会を創出する。
○ツアーを通して、「食」に携わる人たちへの感謝を育て、「日本型食生活」への理解・関心を高める。
8、静岡県立熱海高校
  野田正人先生

<取組内容>
校外との学びの関係づくり 「高校生ホテル」に始まる「熱高ラボ」「熱海ラボ」
校外の資源を活用する取り組みを本校は積極的に行ってきました。観光ビジネスコースによる「高校生ホテル」は、高校生がホテルを借りて1泊2日で厨房以外の運営を行うというもので、全国的に話題となりました。
このような取り組みの前段階として、地元熱海の人材を始めとする資源を活用し、高校生に地元の課題を知ってもらいつつ自分たちがどのように関わることができるのかと言ったことを考えてもらうようにするために、昨年度から1年次に「熱高ラボ」という取り組みを総合的な学習の時間で始めました。これは自分の関心のあることについて自由に課題設定を行い、グループワークによる調べ学習を通じて課題意識を深め、校外にでて市役所を始めとする関係機関に取材に行き、自分たちなりに解決策を考えようという取り組みでした。
2年次では、外部のコーディネーターの協力を得て、より深い学びにつなげるべく「熱海ラボ」という取り組みを始めました。地元・熱海で活躍する人たちの思いを聞き、地元企業に課題を出してもらい、それに対してフィールドワーク等を通じて答えを探していきながら「活動を通じて自分はどのように社会貢献できるのか」を考えさせようという取り組みです。

<なぜその取組を始めたか?>
本校には「高校生ホテル」を始め、実習的・実践的な取り組みを様々な形で行っております。しかし、これら取り組みは2年次以降に分かれて所属する「観光ビジネスコース」「福祉コース」「進学コース」「基礎コース」の中でも前の2コースに主に見られるもので、「全員に遍く」とは言えないものでありました。これからは「他者と関わりながら考え、新しいものを求めながら解決していく」という力が求められております。その意味では、どの生徒にも実践的な学びの場を設ける必要があると強く思い、この取組を始めました。
また、本校の生徒は自分に自信がない者が多くおります。自己肯定感も低い状況であり、そのようなマインドセットを持ったまま社会に出すことは望ましいことではありません。自分たちなりに考え、行動し、達成感を得ることで、そのような状況が改善されればと思い、機会を設けることにしました。
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